2006年 最高のST本 【ST本】

これぞ、本年最高のスタートレック本

あっという間に1年が経ち、2006年(スタートレック40周年)が終わろうとしていますが、2006年のラストを飾るにふさわしい、大変な労作が11月に発売されました。

★「The Star Trek Fiction Companion」

「The Star Trek Fiction Companion」
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過去40年間に出版されたスタートレックの小説本を紹介するコンパニオン・ブック(参考書)です。

「The Star Trek Fiction Companion」
▲この厚さを見よ!


私は、あまり期待せずに(^^; とりあえず注文したのですが、アマゾンから届いた本書を見てビックリしました。

・全782ページ。(本の厚さ4センチ!)
・600冊にもおよぶ、オフィシャルな小説本の内容を紹介。(すべての本の初版の表紙イメージあり。)
・300人以上の著者や編集者にインタビューして、1冊ずつにコメントを掲載。

脱帽です。これだけの作業をするのがどれほど大変か、想像しただけで気が遠くなります。

「The Star Trek Fiction Companion」
▲こんな感じで1冊ずつ紹介されている


ところが、著者はこれだけで終わらず、すべての小説本を時系列に並べて“タイムライン”を構築するという、偉業を成し遂げています。
この年表(タイムライン)だけでも、69ページ! これだけでも1冊の本として売れそうです。

「The Star Trek Fiction Companion」
▲年表!


読めば読むほど面白い。

スタートレック ディープ・スペース・ナイン第3巻「潜入者」
[ アマゾン日本 で見る ]

たとえば、DS9の「潜入者(THE SIEGE)」の紹介では、著者のピーター・デイヴィッドが次のようなコメントを寄せています。


『1993年1月、DS9の放映が始まったばかりの頃のこと。
ポケットブックス社の発行人が、オフィスにケビン・ライアンを呼んで、こう言った。
“我々はこの新シリーズDS9を気に入っている。DS9の小説シリーズを始めたいと思っている。
そこで相談だが、君はDS9の小説本を5月までに作れるかね?”

ケビンは愚かにも、こう返事した。“もちろんですとも”

ケビンは私を呼んだ。なぜなら、そもそもそんなことができる人間は、この地球上に私しかいないとケビンは考えたからだ。
そしてケビンは私に、こう言った。“DS9の小説が1月末までに必要だ”
ちなみに、この時点で、時はすでに1月の第2週だった。

しかしケビンは、こう付け加えた。“君には大金をはずむよ。それから、タイトルは THE SIEGE だ。請求にはタイトルがいるからね。”
たしかに、この時のギャラは、私がこれまでにスタートレックの小説で得た報酬の中で最高の金額だった。

私の手元には、台本や設定書が届いた。私は最初の5話の台本を読んで、オドーに狙いを絞った。
私はケビンに電話して、オドーのキャラクターを理解できたと伝えた。なぜならオドーはスーパーヒーローだからだ。
私はスーパーヒーローなら書くことが出来る。この小説がかなりオドー中心になっているのは、そういうわけだ。私にとって、オドーのキャラクターが最も扱いやすかった。

その頃、私は自宅に仕事部屋を持っていなかった。ダイニングルームで仕事をしていた。
私は、執筆に邪魔が入らないように、2階に小さな机を運び、2週間それに向かって小説を打ち続けた。部屋からは1歩も出ず、妻が食事を運んでくれた。

“14日間”は、私が1冊の本を書き上げた最速記録だ。この記録は真似できないと思うよ。』
(以上、丹羽の意訳。コメントは、まだまだ続きますが、この先は本書を読んでください。)


ピーター・デイヴィッドさん、面白すぎ(^^)

なるほど、あの小説の素晴らしいスピード感は、そのようにして生まれたのか! 参考になります。

VOYAGES OF IMAGINATION というタイトルの通り、この本には、スタートレックの小説というイマジネーションの航海が詰まっています。

この本で、空想の旅路を楽しんでください。

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★「Star Trek Ships of the Line」

「Star Trek Ships of the Line」
[ アマゾン日本 で見る ]

この本も11月に出版されました。ベスト本とは言えませんが、“買い”であることは間違いありません。

毎年のカレンダーとして今ではすっかり定着したShips of the Lineシリーズ。この本は、これまでのカレンダーの画像を集めた総集編です。

カレンダーよりも小さなサイズになっているのが玉にきずですが、美しいグラフィックをパラパラと参照できるのはやはり楽しい!

さらに、カレンダーにはない、マイケル・オクダ氏の説明文が付いているので、資料的な価値もあります。

全175ページ。ぜひ手元に置いておきたい本です。

「Star Trek Ships of the Line」
▲しっかりしたハードカバーの装丁

「Star Trek Ships of the Line」
▲この種のハードカバー本は、すぐにソフトカバーに変わったりするので、今のうちに買うべし

「Star Trek Ships of the Line」
▲右ページに画像、左ページにマイケル・オクダ氏の解説

「Star Trek Ships of the Line」
▲第4章の表題が“Of Gods and Men”となっているのは、OGaMへの激励だろうか

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本年の労作という意味では、こちらもお忘れなく。

★「海外TVドラマ マニアックス Vol.1 60年代TV-SF大全 ~米国編~」

「海外TVドラマ マニアックス Vol.1 60年代TV-SF大全 ~米国編~」
[ アマゾン日本 で見る ]


 (Posted 2006/12/24 06:36)

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