日本で最初のスタートレック紹介記事 【ST本】

SFマガジン1966年10月号に大伴昌司氏が紹介

『大伴昌司の世界』展に関連して、岸川靖さんから「大伴さんは、日本で最初にスタートレックを紹介した方です。当時SFマガジンにトータル・スコープという連載を行っていて、その中で紹介されています。」というコメントをいただきました。

現在開催中の『大伴昌司の世界』展にはスタートレックは登場しませんが、その重要な事実を忘れてはいけませんね。


というわけで、故・大伴昌司氏が、日本で最初にスタートレックを紹介した記事を振り返ります。


SFマガジン1966年10月号
▲これが、SFマガジンの1966年10月号。


SFマガジン1966年10月号のトータル・スコープ(一部)
▲そして、これこそが日本最初のスタートレック紹介記事である、大伴さんのトータル・スコープ(一部)


この記事では、番組のタイトルとW・シャトナー主演の宇宙探検もの、という紹介がなされています。

スタートレックの(アメリカでの)初放送は1966年9月8日ですから、これは早い!
雑誌の出版スケジュールを考慮すると、大伴さんは初放送よりもずっと前に記事を書いたことになります。
そのため、紹介文は短く、誤記もありますが、その嗅覚の鋭さは驚異的です。


SFマガジン1967年9月号
▲こちらは、SFマガジンの1967年9月号。

大伴さんは、やはりトータル・スコープのコーナーで、スタートレックの続報を書いています。

この続報では、かなり詳しく内容が紹介してあり、むしろこちらの方が日本で最初の紹介文といえるかもしれません。


紹介文の最後で、大伴さんは、おそるべき正確さでスタートレックの本質を見抜いています。
以下に引用します。

『主な舞台が宇宙でありしかも大半が宇宙船の船内というのは、テレビ映画としては不利であるが、これも製作費の関係であろう。
アメリカといえどもテレビ映画はきびしい。それをいかにカムフラージュして、面白く作るかがプロデューサーの腕次第ということになるが、私が見た脚本は戦争映画の“潜水艦もの”の作り方を宇宙にとり入れていた。
全体の印象は、大変まじめで、おふざけがない。大当たりはしまいが、学生層にはうけるかもしれない。』

(大伴昌司のトータル・スコープから抜粋。SFマガジン1967年9月号より)


大伴昌司氏につつしんで敬意を表します。


 (Posted 2007/02/03 02:57)

▼最新の10件
 06/28  000105  TOSデジタル・リマスターDVD予約開始 【ST DVD】
 06/27  000104  「最後の授業」とスタートレック 【STな お便り】
 06/25  000103  STな製本! OGaMの本を自作しよう! 【STな風景】
 06/25  000102  大伴昌司の『怪獣図解入門』が復刻された! 【STな小ネタ】
 06/16  000101  OGaMパート3 日本語訳PDF ここで公開中! 【ST情報】
 05/31  000100  新世紀アメリカドラマガイド 【ST本】
 05/31  000099  コナミのスタートレック Vol.1 【STグッズ】
 05/23  000098  OGaMパート3(完結編) 6月15日 公開予定! 【ST情報】
 04/01  000097  衝撃のスクープ写真! エンタープライズ建造中 【STな風景】
 03/16  000096  OGaMパート2 日本語訳PDF ここで公開中! 【ST情報】

■【ST本】全リストへ
▲STfan.comトップへ
▲ STfan.comトップへ
■ ST情報
■ ST DVD レビュー
■ ST本 レビュー
■ STグッズ レビュー
■ STな風景
■ STな小ネタ
■ STな お便り
■ このサイトについて
スタートレックのタイムライン
■ STタイムライン


丹羽正之 アドレス