ブルーレイ版 ST映画(1-6)BOX 新発売 【ST DVD】

特典の見所を紹介

ブルーレイ版スタートレック新発売


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ついにブルーレイ版のスタートレックが発売されます!

発売予定日は5月22日。そう、あのJ.J.エイブラムス監督の新作スタートレック映画の封切り直前です。

格段に高画質なハイビジョン映像で、これまでのスタートレックを振り返ることができるのは嬉しいですね。

今回、発売されるのは映画版ST1からST6まで(オリジナル・クルー中心の6作品)のBOXと、TOSシーズン1BOX。

映画版BOXは、同内容がブルーレイとDVDの両方式で同時発売されますが、同じ買うならハイビジョン画質のブルーレイを強くお勧めします。

特に映画版はスケールの大きい特撮が売り物ですから、ハイビジョンは魅力です。

なお、「まだブルーレイのプレーヤーを持ってないよ!」とお嘆きの方には、ソニーのPS3(80GBモデル)をお勧めします。
PS3本体とハイビジョンTVへの専用接続ケーブル(HDMIなど)を買えば、アマゾンで4万円ほど。
これだけで、最高級ブルーレイ・プレーヤーに匹敵する高画質の再生が可能です。
ゲーム機能を使わず、ブルーレイ・プレーヤーとして使うだけでもお得ですよ。
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さて、ブルーレイBOXの魅力は、その高画質につきるわけですが、それだけではここで紹介する意味がありませんので、
私の個人的なレビューを添えたいと思います。

まず、今回のオリジナル・クルー劇場版BOXの魅力は、「オーディオ・コメンタリー」です!

コメンタリーの人選が面白いですし、彼らが期待通りの愉快なトークを展開しています。

順にご紹介すると:


■ST1■ マイケル・オクダ、デニス・オクダ、ジュディス・リーブス・スティーブンス、ガーフィールド・リーブス・スティーブンス、ダレン・ドクターマン

おなじみの面々ですが、オクダ夫妻とスティーブンス夫妻の小ネタ披露合戦のようになって(^^; 感心するやら、笑えるやら。
決してイヤミではなく、スタートレックへの愛情が伝わってきて、とても楽しいです。

スティーブンス夫妻は、著書「アート・オブ・スタートレック」の執筆で、ST1の舞台裏を徹底的に調べていますので、その知識がパワフルです。
オクダ夫妻の博識は言うまでもありません。

私個人として大爆笑したのは、この映画がハリウッドのチャイニーズ・シアターで封切りされた時の話。
なんと、初日の開演前に劇場に届いたのは、フィルム3巻分だけで、4巻目は上映中に運ばれてきた!とか(^^)

彼らの話を聞いてから、もう一度、この映画をじっくりと見たくなったものです。もちろん、ハイビジョンで。


■ST2■ マニー・コト、ニコラス・メイヤー

マニー・コトは、エンタープライズのプロデューサーであり、ニコラス・メイヤーはもちろん、この映画の監督です。

このコメンタリーは、熱烈なSTファンであるマニー・コトが、メイヤー監督に、この映画のメイキング話を聞く、という形で始まります。

しかし、私が本当に面白いと思ったのは、コメンタリーの後半で、2人の話題が作品論、映画芸術論に発展した時です。
2人は、この映画のコメンタリーなどそっちのけで(^^; 現在の映画・TV界の問題点や、自分の芸術論を語り始めます。

私個人としては、『アメリカ人とは“悲劇にハッピーエンディングを望む国民だ”』とか、『アメリカの国民は政治家やメディアによって幼児化が進められていると思う』というくだりに共感しました。
(思わず、それは日本人も同じですよ、とつぶやきました。)


■ST3■ ロナルド・D・ムーア、マイケル・テイラー

ロン・ムーアは、DS9のプロデューサーであり、現在は「ギャラクティカ」のプロデューサーとして有名です。
マイケル・テイラーはTNGの製作時にロン・ムーアと一緒に働いています。

ここでは、2人がスタートレック・ファンとして、この映画の公開時を振り返り、スタートレックの思い出を語るという形で進行します。

面白いのは、2人が製作側の目線で、この映画にツッコミを入れたり、本音を語るところ。
ムーアは、思わず「ギャラクティカ」や「Caprica」のネタバレも交えながら、スタートレック論を語っています。

個人的には、ムーアの作品論をもっと聞きたかったように思いました。
(彼が現在「ギャラクティカ」のエピソード・コメンタリーをポッドキャストで続けているように)できれば、DS9の各エピソードに対して、ムーアやベアーのコメンタリーが聞きたいものです。


■ST4■ アレックス・カーツマン、ボブ・オーシー

出たーー!! なんと、J.J.エイブラムス監督の新作スタートレック映画を書いたカーツマンとオーシーが登場。

コメンタリーは、当然のことながら、新作の映画作りに言及しながらST4を語るという、興味津々の展開。

私が強く感じたのは、この2人が新作STを書くにあたって、これまでの映画シリーズを徹底的に分析し、特にST4には強い影響を受けているということです。

『ユーモアはスタトレの要だ』というくだりに、私は深く共感しました。

『3つの話が平行して進むと一番 面白い』など、傾聴に値する言葉が多く、彼らの映画に対する考え方がよく分かります。

個人的には、5月に新作映画を見てから、もう一度、このコメンタリーを聞きたいと思いました。


■ST5■ マイケル・オクダ、デニス・オクダ、ジュディス・リーブス・スティーブンス、ガーフィールド・リーブス・スティーブンス、ダレン・ドクターマン

ST1と同じメンバーでのコメンタリー。内容的にも、ST1と同様の、ディープな情報合戦が繰り広げられる。

ST5は、それまでの4作品にくらべて話題になることが少なく、それだけに彼らの説明が貴重に感じられました。

各シーンの製作意図などを聞いていると、この作品をより深く理解できます。

作品論よりも、製作話に重きが置かれているきらいがありますが、メイキング資料として貴重だと思いました。


■ST6■ アイラ・スティーヴン・ベアー、ラリー・ネメセック

うぉーーーー!!! 私の大好きなアイラ・ベアーが登場! よくぞコメンタリーに出てくれました。
ベアーはDS9の事実上の創作者であり、すぐれた脚本家・プロデューサー。ブラック・ユーモアの達人で、フェレンギの生みの親。

そのベアーに、作家ラリー・ネメセック(TNGコンパニオンの著者)が話を聞くという形でスタートしますが、いきなりベアーのジョークが炸裂!

『ジャニス・ランドは突然、船から消えたけど、クルーの誰が彼女を はらませたんだ?』

ベアーの暴走に、ネメセックもたじたじで、聞いているこちらは大笑いです。

しかし、ベアーの発言には、昔の名画への賛辞や、役者への敬意が込められていて、彼が真の映画好きであることがよく分かります。

『多くの人間が当時も現在においても「スタートレック」独特の表現の壁にぶち当たる』という言葉は深いですね。

期待通りの手ごわいコメンタリーで、ベアーの奇才を知ることができる貴重なものだと思います。

個人的には、DS9をブルーレイにして、ベアーとムーア(さらにアードマンとブロックも加えて)のオーディオ・コメンタリーを付けてほしい、と思いました。

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さて、以上が全6本のコメンタリーで、これだけでもお腹いっぱいになりますが(^^) 実は、もう一つ、特筆すべき強烈な特典があります。

題して『スタートレック・サミット』

なんと、ウィリアム・シャトナー、レナード・ニモイ、パトリック・スチュワート、ジョナサン・フレイクスが一堂に会しての座談会!
司会は、ウーピー・ゴールドバーグ

これはオーディオ・コメンタリーではなく、映像付きの特典です。しかも、全長70分もの大作!(長いので、3つのパートに分かれています。)

最初は、4人の空気がかみあわず(^^; かなりグダグダな状態で進行し、第1部が終わります。

どうなることやらと心配しながら第2部を見ると、シャトナーとスチュワートがトークの火花を散らし始めて、がぜん面白くなってきます。

単なるきれいごとの外交辞令ではなく、コンベンションで繰り返されるネタでもなく、彼らの本音が正直に語られるのが面白いのです。

そして、最後の第3部に入ると、特にスチュワートの口が滑らかになって、他では聞くことの出来ない本音トークを楽しめます。

ネタバレを避けるために、ここでは内容を書きませんが、ぜひこの座談会を最後までじっくりとお聞きください。きっと新しい発見があるはずです。

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ほかにも映像特典満載で、ST映画を回顧できます。

単なるブルーレイ化だけではなく、なかなか面白いBOXになっていると思います。

なお、TOSの第1シーズンのブルーレイBOXも発売されます。

こちらは、すでに発売されているリマスター版DVDの特典とほとんど同じなので、ブルーレイ化(ハイビジョン)が最大のセールスポイントです。

NHKで放送中のリマスター版は、通常画質にもかかわらず非常にきれいですから、ぜひハイビジョンで見たいものですね。

TOSリマスター版(TOS-R)の内容に関しては、シーズン1 DVDの記事をお読みください。


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 (Posted 2009/03/28 15:34)

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